馴染めない風景

日本が世界に誇る二大カルチャーの漫画とゲーム。僕はいずれとも親しくありません。
「そんなことでいいのか?」と疑う自分と、「まぁ仕方ないね」と
あきらめる自分の両方がいるんですけどね。
漫画は、20代の終わりか30代の初めまで、複数の週刊誌を買うのが習慣でした。
それをある日、ぱったりやめてみた。そしたら特に不自由は感じなかった。
以来、今日に至っています。
ゲームは、ずいぶん昔にプレステなど購入してみたのですが、何というか不器用なので、
同じように指の動きにもどかしさを覚えるならギターのほうがいいやと、
結局ほとんど手をつけませんでした。最近のスマホゲームはほぼ触れていません。
漫画とゲーム。きっとどちらも素晴らしい世界なのでしょう。
ただ、これはあくまで狭量な個人的意識の問題ですが、
漫画とゲームの風景に馴染めないのです。
要するに、いい大人が電車の中で漫画を読んだりゲームに興じる姿、です。
いいんです。別に誰の迷惑にもなっていない。しかし、いい大人としてどうなんだと、
子供っぽい興味は一人こっそり楽しむべきじゃないのかと、
ぜんぜん大人っぽくないくせにその風景に混ざることを拒む僕がいるのです。
高々そんな理由で二大カルチャーを遠ざけるなんて、実につまらない生き方だ。
そう言われればそうなのでしょう。もし僕が漫画やゲームに詳しかったら、
今とは違う原稿が書けるかもしれない。あるいは他の人生があったかもしれない。
でも、淡水魚は海水が苦手なように、混じれないものは混じれないわけで、
たぶん僕はこのままです。良し悪しは別にして、それで今のところ不自由はないし。