残念な旅

今回の山形は、マーティン・クラブ・ジャパンが主催するリバース・ツアーという、
ギター見本市&試奏会とライブがセットになったイベントの取材が目的でした。
会場は山形市内のライブハウス。前回は2005年7月に行われたそうです。
総勢10名を超える今回のメンバーの中で、11年前にも訪れたのは3名。
その全員が、「前回をよく覚えていない」と言いました。
彼らもこのイベントを通じて全国各地90カ所近くを飛び回ってきたので、
記憶が曖昧になることはあるのでしょう。
ある一人は「新幹線で来たっけ? 2005年に山形新幹線は開通してたっけ?」
と首を傾げていました。会場で会った地元の女子高生にその件をたずねると、
「う~ん、生まれたときにはすでにあったような......」と、こちらもまた曖昧なお返事。
で、調べたんですが、山形新幹線の開業は1992年7月。
僕らの仲間が前回山形に来たときはとっくに走っていたし、
女子高校生たちにすれば生まれる前のことでした。
そうして全国をドサ回りする連中ってのは、よほど特別な印象がない限り、
その場所の記憶が薄れてしまうようです。僕もそう。
もったいないでしょ? 残念なことでしょ? 
でも、これが仕事旅の現実ってヤツです。いやまったく、残念だ。
僕が山形に来たのは確か2回目。数年前のドサ回りでは、内陸の最上川をたどった後に
西へ向かい、日本海に面した鶴岡、酒田へと抜けました。
しかし、どこを起点にしたのかまるで思い出せない。山形市内じゃなかった気がする。
河北町で食べた冷たい肉そばの美味しさならよく覚えてる。う~む、本当に残念だ。

オオフチさんの『NYほかけ舟』更新。小物をめぐるお話。