孤独、らしいっす

友人と呼ぶべき某誌編集長が、深夜にこんな書き出しのメールを送ってきました。
「運動するよりトモダチつくれ、らしいっす」
その一行のメッセージの下にURL。イタズラかと思いつつもクリックしました。
そして現れたのが次の見出し。「中高年の孤独が病気のリスクを高める」
やれやれ。彼の一行とウェブページの見出しから、およその内容は推し量れるでしょ。
然るべき研究機関が発表した論文だそうな。
こういうものに直面したとき、まずは「オレってそうなのか?」と思いますよね。
自分が運動に時間を割いている事実もちょっと刺さるけど、
それ以上に孤独なのかと疑ってしまうわけです。
いやぁ、そんなはずはない。たまに会えばあれこれ話せる友人はいる。
だから孤独なんかじゃない。でも、自宅のデスクワークが続けば
3日くらいは誰とも言葉を交わさないときがある。それを孤独というのか......? 
自分に限って、と客観視めいた主観に逃げ込むことは多々あり、
たとえば高齢者の運転免許返納に関しても、もし自分が高齢者と呼ばれる年齢になり、
誰かに「そろそろ」と言われたら、事故でも起こして具体的な危機に直面しない限り
「まだまだ」とつっぱねそうですもんね。
だからたぶん、自分に関係ないと押しのけるよりは、自分に関係あるかもと、
いったん引き受けたほうが賢いのでしょう。中高年の孤独。ひどく切ないなあ。
ちょっとだけ悔しかったので、40代半ばの編集長にはこう返信しました。
「お互いに、ってことでしょ?」