コミット

そんなわけで宮里優作選手が初めて挑んだ全米オープンの最終結果は23位タイ。

彼がよく言う「薄皮を積み重ねる」ような、神経に堪えるような厳しいゴルフでした。

テレビ中継を見ているだけでも疲れましたよ。本当にお疲れさまでした。

今日あたり、電話で話が聞けると思います。役得役得。

その全米オープンではこんな珍事がありました。

優勝したダスティン・ジョンソン選手の最終日5番ホール。

パッティングをしようとした瞬間にボールが動いた。その理由がゴルファーにあったら

ペナルティです。本人も、故意ではないが「動いたようだ」と申告。

「動いたんじゃないか?」と大会に通告したのはテレビを見ていた視聴者らしいんです。

そこから事態はざわざわし始めたそうな。

ふむ、と思いました。それは語気も粗目だったクレームなのか? 単なる疑問なのか?

いずれにせよ僕なら、「動いた」ように見えても電話はしないでしょう。

テレビの向こう側にそこまでのめり込めないし、自分が言わなくてもねぇという、

いずれにせよ冷めた感情が働くからです。

けれど、そうした通告を大きなお世話やおせっかいと言い切ってしまっていいのか?

ちょっと頑張って思考を広げると、そういう側面も浮上するのです。

そんなこんなで中継の合間にはCMも挟まるわけですが、最近は画面の下のほうに

小さな文字が記されますよね。「CM上の演出です」的なお断り。

それはきっと、クレームや疑問に対する予防線に違いありません。

この社会は、いろんな形でコミットを奨励したり拒んだりするようですね。

ところでジョンソン選手は競技後に1打罰を受けつつも2位を引き離して勝ちました。

その実力にはクレームのつけようがなかった。めでたしめでたし。