さて50年

「ビートルズ初来日からちょうど50年」というのが先週のニュースになっていました。
彼らが羽田に着いたのは1966年6月29日。
翌30日に1回、7月1日と2日に2回ずつ、計5回の武道館公演を行いました。
けっこう勤勉でしたね。
そしてちょうど50年前の今日7月3日には早くも日本を離れてフィリピンへ。
かなりタイトでしたね。
この年の6月末から8月末までの2カ月間は、ドイツのミュンヘンに始まり
アメリカのサンフランシスコで終わるワールドツアーが組まれていました。
でも、それが最後のツアーになりました。
みんなビートルズに会いたかったんです。情報が乏しい時代だったから、
本当に存在しているか、その目で確かめたかったんだろうなあ。
それを受けて実際に旅を敢行したら、あちこちで誤解や騒動に巻き込まれ、
メンバーはみな酷い目にあったと嘆いたそうな。
50年前の今頃の僕は3歳。ビートルズを聞くようになったのはそれから10年後で、
ジョンが撃たれたと報じた新聞を電車の中で見たのはさらに8年後......。
もし彼らがいなかったら、この世界は今と違ったものになっていたでしょう。
どう違うかは想像の域を出ないけどね。
これだけ情報が行き交う時代、その実在を確かめたい人間ってどれくらいいるのかな。
いや、きっとどこかの誰かにはいるんでしょう。
そういうことが実証されるのは時間が経ってからです。
おそらく50年前の人々にすれば、その時点の熱狂にすべてを委ねていたはずだから。
さて50年後。ちょうど100年前の話題として、ビートルズ初来日は注目されるんだろうか。
そのときの僕は何を思い出すだろう。ってか、思い出せる肉体がこの世にあるのか? 
ないだろうなあ。