鼻息の匂い

「鼻息の匂いが好きになった」
ある女性の一言で、その場にいた男はみな反射的に鼻を掌でくるみ、鼻息を嗅いだ。
そしてこう言う。「鼻息に匂いなんてあるのか?」
異性とは性が異なると書くわけですから、あらゆる判断基準が違うのでしょう。
きっと女性より男性のほうが体臭がきつく、男性より女性のほうが嗅覚が鋭いので、
それが件の発言の発端になっていると思われます。
そしてまた、女性は男性の懐に巻き込み分け入る機会が多いので、
上背の違いを含み鼻息の匂いを嗅ぎやすい姿勢になりがちです。
そこで僕らは試される。歯を磨いたって何かが漂う。
鼻息かぁ。いやまったく油断も隙もないぞ。
一方、女性を懐に巻き込む男性は、女性の頭の位置に顔が来ることになります。
だけど男は嗅覚すら情緒に流されやすく、髪の香りにうっとりしたりします。
という具合にバカを演じていたほうが、女性の試験結果に対して傷つかなくてすむかも。
どうなんだろ。ってか、オレは何を書いてるんだ? 
相手のどこを見るか、というような会話は酒の場などで座持ちしますが、
本質的には互いに見てなどいないのです。感じているのです。
なんて動物的なホラーなんだ、というオチでいかがでしょう。
とかボケているうちに7月になっちゃった。