『GO』

ちっとも習慣にならねぇじゃないかとぼやきつつ、月曜の夕方に久々のランニング。
いつもの池の公園に入ってすぐ。北西の角の広場付近にけっこうな人の数。
ちょっと不思議に感じながら人の群れの中を横切ると、アレでした。例の『GO』。
モンスターがいるってヤツなの? 画面に視線を落とす人だかりの光景は他の場所でも
見ましたが、ここもそうなんですね。僕はそこを計3回通ったけれど、
人の数はちょっとずつ増えていく感じでした。その熱心さには驚くばかりです。
結局バーチャルなんだろとか思いつつも、ちょっと怖くなりますね。
もしかしたら僕だけ『GO』の世界から外れているんじゃないかと。
みんながパラレルワールドにいると思いながら、僕のほうがそっちかもしれない。
大好きな『サマーウォーズ』という映画では、世界中の人々がその便利さに
頼り切っていたネットワークがAIによって侵された世界が描かれました。
ネットワーク自体が擬人化されたことで冒険活劇的なリアリティを感じられたけど、
現実的には何がどこでどう動いているのかわからない、
または動きという実体さえないのがネットワークのリアルですよね。
そんなもんに僕らの暮らしが支配されてしまうのか、『GO』の掛け声とともに......。
何とも言えない寒々しさに襲われながら足を進めていると、
池の畔のベンチでギター演奏に集中している若者を見ました。
そのいくらかたどたどしい響きが、少なくとも僕の中のリアルワールドに
僕を留めてくれている実感を与えてくれました。
ありがとね。君はどこへGOする?