泣く人

先々週から先週にかけて、電車の中で泣く人を見ました。1件はベビーカーの子供。
これは、そばにいたのがママとパパそれぞれ単独の2件に遭遇しました。
いずれも、泣くというよりはほぼ叫びで、生理的に泣くことで何かのメッセージを
発しているのではなく、その場にいたくないと駄々をこねるような感じでした。
その声は、ロールとスパイラルを繰り返して車内全域に響きます。
迷惑とは言いたくありません。でも、落ち着いた気分になれるものでもない。
そんな状況における親の正しい対応を僕は知りません。
ただ、叫ぶ子供とともに何駅も通過するのはどうなんだろうと思いました。
もう1件は大人の女性です。電車に乗り込んだとき、口元を手で覆いつつも
電話をしていたので気になったのですが、それ以上に驚いたのは
目を腫らして泣いていたことでした。そんな人に向かってマナーだのルールだのを
指摘する勇気は僕にはありません。大声でしゃべっているわけでもないし、
何かよほど辛い話を聞かされているのかもしれないし。
けれどその人も、僕が電車を降りるまでの何駅か、そのまま通話していました。
僕ならすぐに降りるのになあと、これも率直に思ったことです。
僕がいまだ電車を苦手とするのは、様々な事情を抱えた人たちがそれぞれの業を
小さな箱の中に持ち込むことへの不安が原因かもしれません。
もちろん自分だって誰かにとっては業を持ち込む人間に見えるかもしれないから、
まぁ嫌なら乗らなきゃいいわけです。
ましてや僕の好むようにこの世界は回るはずがないし。
それにしても、泣く人というのは笑う人より気を引かれてしまうというのは
どういう理由なんでしょうね。

オオフチさんの『NYほかけ舟』更新。オリンピック、やっぱり見ちゃうそうですよ。