笑える理不尽

同世代の男3人が酒を酌み交わせば、しょ~もない話題が次々転がります。
のっけからの白ワイン攻撃であたふたしつつも、鮮明に覚えているのは理不尽について。
僕らの中高時代は、学校の先生や部活の先輩による
体罰やイジメめいたことはしょっちゅうあったと。
「僕なんかいきなり他の部室に行って踊ってこい、ですよ」
「部活中に水飲んじゃいけないのが当たり前だった」
「オレはタオルに水を含ませて顔拭く振りしてすすってた」
こういう話は地域を越えて共通なんです。
「ただね」とAさん。
「何もわからない時期に理不尽を経験できたのは、ある部分でよかったかもしれない。
社会に出てみたら、もっと意味不明な理不尽にいくつもぶち当たるわけだから」
ふむふむ。確かにそうかもしれないなあ。もし僕らがあの理不尽を知らなかったら、
大人になってからもっと苦労したんだろうか。それは誰にも答えが出せません。
そして、現代では問題行動として訴訟に発展しかないそれら理不尽を知らない
今の若者たちは、決してなくなりはしない社会の理不尽にどう向き合っているのか。
それも僕らの感覚では答えが出せません。そうしてこの話は立ち消えました。
きっと、今の子供たちは今の理不尽に悩むんだろうね。
僕らはあの時代を笑えます。彼らも笑えるといいんだけど。