一方向に一方的に

時間というものが一方向に一方的に突き進むのが宇宙の大原則なら、
こんなちっぽけな僕がどんなに抗おうとも歳は取ります。
そんなわけで、今日は誕生日です。54歳だって。字面だけ見ると空恐ろしいね。
20歳の自分が今の僕を見たら幽霊だと思うだろうし、
30歳の自分にしても幻覚だと手を振り払いたくなるだろうな。いや、まったく。
しかし実年齢ってのは、50歳を超えたあたりからどんどん曖昧になっていくもんです。
覚えていたくない衝動が働くのか、そもそもの記憶があやふやになるのか
よくわからないけど、でもこうして誕生日を迎えて実際の年齢を突きつけられると
身震いするような思いがします。それが怖いから、もはや皆さん僕の誕生日のことなど
気にかけないでくださいという気持ちが年々高まりますけれど、同時に、
または反射的に、この世に生を受けたことを感謝したい思いは深まっていきます。
まずは母親にね。
世界中の今日が誕生日の方々、おめでとう。
一方向に一方的に進む時間の中で、僕ら同士は互いに9月17日を祝いましょう。