日常生活は罠に満ちている。って、ヤバい話では決してないな。
届出印がどれだかわからなくなったという問題に直面して銀行の窓口へ。
それらしき印鑑はどれも違うらしく、新たな印鑑への変更手続きをする間に、
「どのお客様にお願いしています」と、真面目そうな係の女性が
しれぇっとアンケート用紙を差し出しました。これがトラップの入り口。
貯蓄や投資に関して大きく2つの設問が用意されていました。
こういうの苦手です。なので、設問1には「興味なし」の欄にチェックを。
けれど設問2も「興味なし」でいいのか? そこそこ大人だし、先を見据えた貯蓄など
考えておくべきかなと、その時点でもはや罠に片足突っ込んじゃったんですよね。
どの欄にチェックしたかもう忘れましたが、それを確認した係の女性は
表情ひとつ変えず、「では担当を呼びますのでかけてお待ちください」
不運だったのは、僕に若干の時間的余裕があったことです。
そして、カウンター伝いの扉が閉まる個室に招かれた。やれやれ、ですね。
短髪をワックスか何かで固め、黒縁の眼鏡をかけた30代前半と思しき
イマドキ銀行マンのオススメ商品解説を聞く羽目に陥りました。
彼が繰り返す「おっしゃる通りです」という言葉は思考を奪う呪文のよう。なんてね。
余裕をかましてるときはヤバいですね。罠はするりと懐に滑り込む。
気をつけなくちゃ。って、この話を銀行の人が聞いたら気を悪くするね。