ノーベル賞あるある

昨日の朝のテレビでは、ノーベル文学賞の話題が取り沙汰されていました。
でもって、『村上春樹氏、今年も受賞ならず! 何が足りないのか?』
みたいな感じになっちゃうんですよね。何か足りないのかな? 
僕は誰かに「好きな作家は?」とたずねられたら、真っ先に村上さんの名前を挙げます。
あれほど刺激的な文章を書ける作家を僕は他に知りません。
そしてまた、この時代に生きて村上さんの新刊をリアルタイムで読めるというのは
幸運以外の何ものでもないと思っています。
夏目漱石さんの時代は、夏目さんが新作を発表しても今ほどの物流機能がなかったから
誰もが本屋で買えなかったんじゃないでしょうか。Amazonもないしね。
そんなわけで、村上さんがノーベル賞をとらなくても僕にはまったく関係ないし、
そんなことで村上さんの価値が変るわけではありません。
ただ、ボブ・ディランが受賞してビートルズがとれないとこらへんに
ノーベル賞の性質や癖があるような気がします。単純に相性の問題じゃないですか?
そう、相性ね。互いに悪気はないのになぜか言った言わない的なすれ違いを
起こすことってあるからなあ。ここんとこ続いてるんだよなあ。
それはもう一種のオカルトみたいな関係性で、ロジックで解決できないかもしれない。
あきらめたくはないけれど。あれ、何の話? ああ、ノーベル文学賞。
テレビの中で誰かが言っていました。
「もう少し歳を重ねたら受賞できるんじゃないですか?」
確かにそれも『ノーベル賞あるある』かもしれませんね。