圧倒的

ランニング中、他の誰かに背後から追い抜かれるということがほとんどありません。
理由は3つ。その1、僕が走るのは平日の昼前後が多くそもそもランナーが少ないから。
その2、池の公園をのぞけば僕のランニングコースにも他のランナーがいないから。
その3、ランナーが増える週末の池の公園を走っても皆からすると僕だけ逆走だから。
でも昨日、公園の手前の大学の脇の急こう配の上り坂を駆けあがった先で、
まさしくひたひたと、しかし僕より確実にテンポの速い足音が聞こえてきました。
スゥ~ですよ。振り向く間もなく追い抜かれました。
すらっと細身の長身男性。姿勢がいい。足首の筋肉もしなやかそう。
学生の陸上選手かな。きっと全力じゃないね。せいぜい6割程度。もしや5割?
圧倒的な力の違いには何の感情も沸かないものです。
「そうですか、そうですよね」という感じ。
ただ、オレって生涯こういうポジションなんだろうなと思いました。
卑屈になるでなくあくまで客観的に、圧倒的をまとう人生ではないという判別として。
翻って今季の広島カープ。最近はあまりプロ野球を見ていないので
この話題に触れる資格はありませんが、圧倒的な強さでしたね。
でもって日本シリーズ進出を決めたところで黒田投手が引退発表でしょ。
「神ってる」って言うんだっけ? ともかくあれこれ圧倒的だなあと。
そんなこんなでこの世は、僕なんかじゃまったく敵わないものばかりです。
それを受け入れつつできることがあるとすれば、
出来る限り同じことをひたすら淡々と続けるだけですね。
走った後の爽快感とささやかな自己満足に小さな笑みを浮かべながら。