第一印象最悪作戦

「第一印象は最悪のほうが後々有利かも」という話で、
いつだったか仲間と盛り上がったことがあります。根拠は単純。
対面2度目以降はごく普通の態度を取るだけで勝手に好感度が上がるはずだから。
「おお、そうだそうだ」とその場にいた全員が納得。ま、酔っ払ってましたね。
ただしこの作戦には大きな落とし穴があります。
再び会えなければ最悪の印象を記憶されること。「そりゃ嫌だ嫌だ」と即座に却下。
いずれにせよ、最悪であれ最良であれ、本当の自分を偽って何かを狙えば、
必ずほころびが出ます。なのでたいがいは、初めて会う人には常識的に接するものです。
けれど、僕は心のどこかでまだ、第一印象最悪作戦に期待しているのです。
たとえばトランプさん。
世界中を騒がせた大統領選で当選した途端、あれほど使いまくった牙を潜めたのか、
あるいはどこかに外して保管してあるのか、
ごく普通の態度を取っただけで「案外いい人かも」と思われちゃったでしょ。
そんなはずはないだろうと、僕は疑っていますけどね。