手柄と功績

手柄と功績の違いについて考えてみたのです。
端的に言えば、一発当てることができたり、あるいは簡単に横取りされるのが手柄。
長い年月をかけて少しずつだけど確実に蓄えられるのが功績。
手柄も功績も結果の類ですが、そこに根が生えるかどうかが
差異ではないかと思ったのです。あくまでイメージですが。
ちょっと瑣末なたとえ方をすると、上司からムチャクチャな仕事を振られた部下が、
あまりのムチャクチャを嘆きつつ、そこはプロだからと期限までに完遂したとします。
それを受け取った上司は、まるで自分ひとりで成し遂げたかのような顔で
さらなる上司に報告したとします。さて、どれが手柄でどれが功績か? 
牧歌的に語るなら、地道に成果を出し続けた人こそが功績者と呼ばれてほしいですよね。
もちろん、タイムリーな手柄を出し続けて出世街道まっしぐらという、
嫌な表現だけど勝ち組的な人生もあるでしょう。って、そんなに卑屈にならなくてもね。
でも、手柄を挙げる人と功績を称えられる人はタイプが異なる気がします。
これまたイメージの話ですが。
二者択一ならどっちが欲しいかなあ。若い頃なら間違いなく手柄ですね。
けれど今となっては、さして手柄に興味はない。あ、ほらね。
即座に欲しがる対象として浮上するのも手柄の特徴なのでしょう。
取りに行くのが手柄。与えられるのが功績。そんな分類もできそうです。
なぜこんな話になったかというと、そんなことを考えさせられる一件があったからに
他なりません。ま、手柄を立てる駒として使われるのも職能の内ですけどね。
決して卑屈になるわけでなく。