晩秋の気分

もうそういう時期なんだと思わされるもののひとつに、喪中のお知らせがあります。
「そんなわけですから年賀状はご遠慮くださいね」とやんわり告げるお葉書。
ついこの間届いたのは、中学時代の友達からでした。
その仮称Hくんのお父さんが他界されたのは14年前。なぜ覚えているかというと、
僕の父親が亡くなる数カ月前だったからです。
就職のお祝いにネクタイピンをくれたんだよなあとか、いろいろめぐります。
今回はお母さんでした。遊びに行っちゃあ気持ちよく叱れらたなあ、とかね。
Hくんのお母さんと僕の母親が同い年だったことは喪中のお知らせで思い出しました。
そういう事実を受け止めるとき、最初に頭に浮かぶのは「さて母親に告げるべきか」。
さすがに82歳なので、身近な葬儀の話題から逃れようもないと思うけれど、
息子の友達の同い年の母親が亡くなったと聞いたらどう感じるのか、
そこは愚息ながら心配になるわけです。
中学生の頃とはあれこれ違うね。当然か。
遠ざかっていくものを懐かしむというのも、晩秋にふさわしい気分なのかもしれません。