新幹線清掃員

東京駅の新幹線ホームに立つと、入って来る列車を整列して待つ人々の姿を見かけます。
その名も新幹線清掃員。あちこちで取り上げられているのでご存知の方も
多いと思いますが、あの方々、わずか7分で社内をキレイにしちゃうんですってね。
始発から終電まで約110本。車両数は1300両。
もし清掃に手間取って発車時刻を遅らせたら、きっと大変なことになるんだろうな。
いやいや、とんでもないお仕事です。
感心、というより感嘆のため息をつくのは、列車がホームに到着するまでの間、
それぞれのポジションで姿勢よく立っている姿です。
何というか、立たされている感がない。
その背中には、自分の仕事に対する強い責任がにじみ出ています。
ああ、日本人らしいなあと思うんですね。その勤勉さは、おそらくグローバルの中でも
強力な武器になるんじゃないでしょうか。
ただ、そうした個々の責任感に無言のまま頼り切るのは、ある部分で無責任だし、
システムとしての脆弱さも感じてしまいます。じゃどうするんだと言われても、
僕も日本人なのでよくわからないんですが、ライフワークバランスなどという、
それこそ僕には真意がよくわからない言葉が日常的になる一方で、
過労で倒れる人もいます。個人の責任感や誇りの生かし方って、何が得策なんだろう。
そんな御託などに迷わされることなく、新幹線清掃員は帰省客で賑わう
年末年始のホームにもすくっと立つんでしょうね。
先日の岡崎行きでは言えませんでしたが、お疲れ様です。

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