フォーカスの当て方次第

意外にも長続きしております。NHKの連続テレビ小説『べっぴんさん』。
あ、長続きというのは僕の視聴習慣のことで、決して番組自体のことではありません。
そしてまた揶揄を重ねる気など毛頭ありませんが、すごくおもしろいかというと、
正直そこまでではないのです。ただ、常習性を帯びる程度には興味を引かれるんです。
非常に淡々としています。主人公たちが運営する衣料品会社は何のかんのしっかり
成長していくのだけど、それを紡ぎ出す日々の暮らしをしっかり語ろうとする姿勢が
伝わってくるところは、毎度の食事で美味しい漬物を欠かさない感じです。
こんな感想でいいのかな。基本的に褒めていることはご理解くださいまし。
人は誰でも一遍は小説を書けると言います。自分の人生を綴ればいいから。
でも、喜怒哀楽の頂点に達するような出来事がその人生に起きたとしても、
日々はやはり淡々と過ぎていき、「オレの物語なんか人に話したってよろこばれない」
と思うのが、いわゆる普通です。
けれど、フォーカスの当て方次第、脚本の仕立て方次第では、
割と楽しめるものになると僕は思います。
そういう人生の編集方法を連続テレビ小説は示しているから、
普通に生きる僕らにはささやかな希望という興味の的になるのかもしれません。
なんて、偉そうに......。
すみれ役の芳根京子ちゃんがかわいくて見てんだけどね。