趣味とは何ぞや

年齢差10歳以内の男3人で飲んでいるとき、もっとも若い一人が言いました。
「趣味を持ったほうがいいですよねぇ」
彼以外の僕を含む二人は、まぁ要するに彼が口にしたものが日常にあるので、
趣味に関する話題を持つ人間にいささかの憧れを抱いたようです。
果たして趣味とは何ぞや。大別すると二つの意味がありますね。
一つは道楽。いいな、この響き。仕事とは別の、非生産的自己満足行為および対象。
もう一つは美意識または審美眼。一国のリーダーが身につけるには派手すぎる
ネクタイを指して「趣味が悪いね」というようなもの。
どんな趣味を持つにせよ、趣味が悪い人とは言われたくないなあ。
話が逸れました。
件の彼の発言に向けて思うことは、趣味とは得ようと思って得るもんじゃなかも、です。
どことなく型っぽいでしょ。単語としての趣味って。
それを持つことで豊かな人生になる的な抽象性が鼻につくというか。だからたぶん、
趣味より大事なのは、あるいは趣味の動機になるのは興味だろうと思うのです。
興味がなければ趣味には発展しないですよね。たとえば仕事に最大の興味が向くなら、
仕事が趣味でもいいんじゃないでしょうか。となれば道楽とは呼べないけれど、
生産性とは別の発想を仕事に持ち込むことで、生産自体に道楽性が芽生えて
新しい世界が開けるかもしれない。どうかなあ。
いやでも、よく耳にするクリエイティブなんて興味の発芽みたいなもんですよね。
どうだろう......。僕自身の話が抽象的になってきましたね。
それを承知で僕の好みを言えば、仕事であれ道楽であれ、
それに触れるとついのめり込んでしまう一途な興味を抱いている人が好きです。