三浦雄一郎さん

ここ2週間あたりでもっともホットなネーム、それが三浦雄一郎さん。
この前会った、オリンピックやワールドカップで活躍したスキーヤーは、
「雄一郎さんこそが日本でただ一人のプロスキーヤー」と語っておりました。
そしてまた先週末スキーに行ったもうすぐ50歳になる仲間は、
それぞれのスキーライフの中でいずれも三浦さんの影響を受けているそうです。
僕にもエピソードがあります。中学生のとき、どういう経緯かはまったく不明だけど、
我が校に三浦さんが講演で訪れたのです。そこで見せてもらったのが、
たぶんエベレスト直滑降の映像。さっき調べたんですが、1970年のことらしいです。
その記録は『The Man Who Skied Down Everest』というタイトルで映画になり、
アカデミーの記録映画部門で賞を獲ったそうな。
中学校の体育館で見た映像の中身はほとんど覚えていません。
ただ、三浦さんが急斜面を滑っている最中に雪崩に巻き込まれる場面があって、
それを壇上にいたご本人が笑いながら眺めていた姿だけは今も忘れません。
何じゃこの人は!? ですよ。
10代前半の僕には、エベレストから滑る三浦さんの意図はまるでわかりませんでした。
ただひたすら、何なんだ? でした。
三浦さんはエベレスト以前に富士山も滑っており、エベレスト以降は15年かけて
世界7大陸すべての最高峰からの滑降を達成しました。
思うに、先人が前人未到をそこここで記録してしまうと、後から生まれる人間に
手渡される地図は足跡だらけになっちゃいますね。
となれば、凄い記録を繰り返し回数で勝つという、
場所ではなく時間の勝負だけが残されることになりそうです。
あ、違うか。三浦さんは80歳になった2013年に3度目のエベレストに登って
最高齢登頂記録を樹立したんだ。つまり時間でもこの人は時間でも負けていない......。
何じゃこの人は!? ですよね、やっぱり。
尊敬という言葉では追いつかない、神様に見出されてしまった偉人です。
インタビューしたいなどと大それたことは申しません。
ただただお目にかかりたいものです。