縁遠いものだけど

それと縁遠い者が口にするとやっかみにしか聞こえませんが、賞というものに
絶対的な力があるとは思いません。将来を約束するものでもないでしょう。
でも、与えられれば大きな励みになる。多くの人に知ってもらえる機会になる。
自分以外の誰かをよろこばせることができる。
そうであれば、もらえるものはもらったほうがいい。
そんなわけで、今年のグラミー賞にstarRoさんという日本人プロデューサーが
ノミネートされたことが話題になっています。本当に申し訳ないことですが、
僕はstarRoさんを知りませんでした。幼少時代にピアノを習うも就職は一般企業で、
心を病むほどの多忙な日々に見切りをつけ奥さんと子供とともに渡米し、
日々暮らすだけで大変な日々の中で音楽活動を続け、
音楽共有サービスに提供した楽曲が注目を集め、
ついに第59回グラミー賞「最優秀リミックス・レコーディング部門」にノミネート。
という情報番組で紹介された経緯、強いて言えば苦労話とともに知ったので、
もう音楽好きなどと軽々しく言えないと思いました。いやまったく。
そんなこんなで知らないことをいいことに、starRoさんのここまでの人生を
勝手に検証してみると、家族に対する責任を背負い込みながらもやりたいことを
貫いた勇気、そこまでしてやりたいことを持てたことに感銘を覚えるのです。
人生に優劣などないと信じますが、starRoさんが音楽と出会えたことで、
彼の人生は優れたものになったのではないかと。
だからやっぱり同じ日本人としてはノミネートに留まらないことを祈りますが、
starRoさんの才能は受賞云々に関わらないものでしょう。
そして思うのは、ごく普通に生きている限り多くの人にとって
賞は縁遠いものだけど、ごくささやかでも誰かを褒めることは大事だなと。
褒められたいもんな。褒め合っていこう。
って、もはやグラミー賞とは縁遠い話になりましたが。