考えるなっつうの

水面って不思議だなと思ったのです。
【すいめん】と読むより【みなも】のほうが風情を感じますね。
さておき、水面とは大気と水の境界面。そこには、大気側から見下ろす景色と、
水の中から見上げるそれの二つの世界が存在します。
おそらく、魚にとっては水面が天井でしょう。
中には、水面越しに天空の星を眺める種類がいるかもしれないけど、
およその魚類は水面というリミットを有して生活しているはずです。
人間という種はあれこれ考えるので、時に「自分で限界をつくるな」と
叫んだりしますが、現実には重力によってこの地上に縛られているので、
生存可能な環境にはおのずとリミットがあるわけです。
そしてまた人間は、想像の天井をつくることもあります。
ガラスルーフというやつです。
空は見えているのに透明の蓋が自由を妨げる、というような。
ふむ。あれこれ考えられる脳というのは実際的に厄介なものだなあと、
いつもの池の公園でプカプカ口を開けながら泳いでいる鯉を見ながら、
そんなことを考えました。だから考えるなっつうの、と自分にツッコミながら。
あったかくなってきましたね。
気のせいか水面に反射する光も柔らかくなったような。