正論

「人にぶつかったときは"ごめんなさい"と言わなきゃ」と、
ふと点けたテレビの中の女子高生が前のめりで語っておりました。
どうやら世の大人に向けた意見のようです。駅のホームなどでぶつかられたとき、
おそらく謝罪の言葉も会釈もなかった実体験から来ている叫び、
いや正論なんでしょうね。
ふむふむ。いやまったく彼女は正しい。
目上も目下もなく、悪いことをしたら誠意を込めて謝る。
たぶん"ごめんね"でもいいはずです。要は言動ですね。
言葉だけではなく態度を示すことで、
およそ問題の火種は初期消火が可能なのだと思います。
先日、ある小さなビルから外に出る通路で、4年生くらいかな、
ランドセルを背負った少女が少し先を歩く場面に遭遇しました。
上の階に塾があったみたい。で、数歩先を行くその少女がビルを出たところで、
僕のために自動ではないドアを開けて待ってくれたんですね。
ちょっと驚きました。なんて出来た子だろうと。
しかも、幼いとは言え女性にドアを押さえてもらう行為を
目の当たりにしてドキドキしちゃって。
そこで口を突いて出た言葉が、確か「どうもありがとう」
少女はその言葉を目で受け、駅の方角に向かって走っていきました。
正解だったのかな? 
「どうもありがとうございました」とフルサイズで言うべきだったかな? 
テレビの中の女子高生にジャッジしてもらいたい気分になりました。