宇宙人、いてもいなくても

地球から約39光年離れた恒星の周囲に地球とよく似た7個の惑星を発見。
しかもそのうち3つは、恒星が放つエネルギーや距離関係から
生命が存在するのに適した水を持つ環境を備えているようで、
新たなハビタブルゾーンの中にあると推測できる――。
とNASAが発表したのは先週のことでした。
こうなるとにわかに騒がしくなるのが地球外生命体の存在ですね。
39光年とは光が39年かかって届く距離だから、生まれたての赤ん坊を
ロケットに乗せて送り出しても戻ってくる頃には......というほどの長さです。
けれど宇宙全体から見たらとなり町程度の近さなんでしょう。
そこに宇宙人がいたらねぇ、などと人間は妄想するわけです。
本当に宇宙人がいて、環境が酷似しているからと地球に迷い込んだとして、
互いに必死で理解し合おうと努めても、実際に仲良くなれるのだろうか。
僕はちょっと疑問です。通じ合いたくないわけじゃない。
けれど人間という種は、同じ星に暮らす同族ですら理解しようとしないでしょ。
そう考えると映画『ET』はその辺を暗示しているのかもしれないなと
今になって思うのです。
ちなみにハビタブルゾーンの直訳は、生命居住可能領域だそうな。
人間が移り住める他の星という考え方が基にあるようですが、
そのど真ん中の地球にも生きにくい場所はたくさんあるだろうと。
「そして宇宙人は文明の進んだ世界から来るだろうから、
そんな愚かな地球人を全滅させるに違いない」
妄想はどんどんヒステリックでネガティブな方向に走ります。
宇宙人、いてもいなくてもいいや。
明日会う地球人をまず大事に思いましょ。なんてね。