無人の車掌室

理由もなく乗った電車の最後尾。ある駅で止まると、こんな車内アナウンスが。
「本日は雨が降り、気温も低いので、体調管理にお気をつけください」
なんとまぁオツなことをタイムリーに言うんだろうと車掌室に目を向けたら
誰もいませんでした。録音なんだとがっかりしちゃいけないのかな。
おそらく車内アナウンスには何種類かあるんでしょうね。
既成の中からそれを選んだ誰かは気が利いているのかもしれないけれど
なんかこう、どうなんだろうなあと。
以前から車内アナウンスには「むむむ」と思うところがありました。
携帯電話の使い方や席の譲り方等々、言葉にして伝えないとわからない面は
あるのでしょうが、いい大人にそんな注意はむしろ失礼じゃないのか。
わざわざ言われなくてもできるわいと思うのです。
できない人が少なくないのも知っていますが。
「そうですよね。じゃ今日からやめましょう」と仮に電鉄サイドが
大人の対応をしたら、今度は利用者から
「何も言わないなんて職務怠慢だ」みたいな反応をされるのは
想像に難くありません。そういうのって大変だろうと想像できる僕は、
車内アナウンスを聞き流せるくらいの度量は持ち合わせています。
コンプライアンスってヤツですかね。行き過ぎて空回りして、
なんだかとっても気持ち悪いことになってるんじゃないかと、
無人の車掌室を見て思いました。