立場は...

大相撲春場所7日目(とは昨日です)、初横綱の稀勢の里は無傷の7連勝。
ちらっとテレビ中継を見たんですけどね。ここまで負けなしの横綱に土を
突けてやろうと勢いで押した御嶽海をぐばっと受け止めた後の圧力たるや
巨大ブルドーザー級でした。まさに横綱の貫録勝ち。
決して熱狂的ではない相撲ファンですが、今場所の稀勢の里は
雰囲気が変ったような気がします。
出番を待つ間の土俵下でも、すっと目を閉じ自分の世界に入っている。
気合いの入った相撲好きからは「前からそうだった!」と怒られるかも。
でも、僕はそう感じました。まさに"立場が人をつくる"の好例です。
「あちこちで次の代表は自分だと売り込んでいるヤツがいてねぇ」
よく会う社長さんが教えてくれた「ここだけの話」です。
日本人には珍しい自己アピール力には感心されておりましたが、
それを聞かされたほうは辟易しているそうな。
自分で会社を興さない限り、普通の会社の代表は然るべき人たちに
選出されるものです。だからその方は根回しをしているのかもしれない。
でも、たぶんその方は選ばれない気がします。
どうやら立場というのは、求めすぎちゃいけないみたいですね。
与えられるだけの素養をまず確実にそろえて待つ。
その点、相撲界の立場は明確。そして稀勢の里は立派に役目を果たしている。
少なくとも7日目までは。カッコいいよね。まだ30歳。頭が下がりまする。