定年も...

2週間前にここで、「引退のリアルな感覚は想像がつかない」と書きました。
終わり方の形でもうひとつイメージできないのが定年です。
会社という組織に勤めている方ならおよその場合、それを迎えることで
職場を離れなければならない、いわば約束の日です。
生涯現役でいたいと願う僕にはそういう規定がないので、定年に対する
イメージが希薄なわけですけど、若い人はさておき、
そこそこベテランの方々は定年に向けてどう思っているのかなあと。
僕なんて54歳ですから、たぶん10年後には会社に席がないですよね。
けれど10年後を考えると、体力は落ちたとしても仕事はできそうです。
にもかかわらず、というところがイメージを膨らませない原因なのです。
あるいは現実的に多くの人は、定年を迎えるまでに
仕事をしなくていい自分を育てるように調整を図るのでしょうか。
すごろくのように、年を追うごとにそれなりの役職に就きつつ、
アガリを迎えるというような感じで。
そんな話題が、定年のない仕事を続けてきた人と会ったときに出ました。
そして互いの驚きは、「同世代はびっくりするくらい老け込んじゃってる」
でもそれが大人の普通かもしれない。となると僕らは異常なのかもしれない。
仮に異常であっても定年のない僕らはここからがまた勝負だと覚悟するし、
定年を迎えようとする人々は「お前らまだ働くのかよ」と呆れるかもしれず、
要するに終わり方は様々で、
いずれにせよ終わってみなきゃわからないということでしょう。
スケジュールとしての終焉を考えるべきなのかもしれませんが、
引退も定年も、今の僕にはやはり想像がつきません。
それはある意味、幸せなことかもしれないけど。