街は静かになるのに

ゴールデンウィークに入り、カレンダー上の平日だった月火の朝の電車も、
何となく空き気味になりました。
いつもの場所に人やクルマが少なくなる都会の、拍子抜けしたような
日差しの差し込み方が好きです。それを目撃するということは
世間の流れに関係なくいつも通りの場所にいるわけで、
若い頃はそんな状況に優越感を覚えていました。
オレは大衆じゃないんだ、流れに逆らうんだ、みたいなね。
でも、そういう感覚ってたぶん屈折したものです。要するに休み下手。
職業柄、休日に関係なく動くところは多々あるものの、
カレンダー通りに休まなければいつ休むんだって話なんですよね。
今の日本は祝祭日が大過ぎる。日本人はもっと働いたほうがいいなどと
傲慢な思いが無きにしも非ずながら、誰かに休んでいいよと言われなければ
休めないのは僕も同じです。結局のところ、休むのが怖いのかもしれない。
それもまた職業的に躾けられてしまった体質なのだろうと。
だから大衆とか流れに関係なく、今でもゴールデンウィークが苦手なのです。
街は静かになるのに僕の気分はざわつくって、明らかな障害なんじゃないかなあ。