管理以前の

日本の就業者に占める自営業者の割合は約8パーセントらしいです。
まぁ、少ないですよね。そのせいか、いわゆるサラリーマンの方からは
「フリーランスは自己管理ができないとなれませんよね。私には無理無理」
とよく言われます。僕にすれば、毎日会社に通うという自己管理のほうが
よっぽど大変だろうと思うけど。
でも、ともすれば緩みがちな自己を奮い立たせるような、
自分なりの管理法みたいなものはひとまずあります。
が、けっこう気分に振り回されがちです。締め切りが続くとワサワサして、
およそ片付いても余波から抜けられないみたいな。今週がそうでした。
まだ何かあるだろ? と手帳を繰ってみたら、意外にも空きがあった。
拍子抜けします。管理とは程遠い実態ですね。ならば美術展。
ワサワサ気分のせいで見たかったイベントを何度見逃してきたことか! 
今もっとも注目しているのが、国立新美術館で開催中の『ミュシャ展』です。
僕がよく知っているミュシャは、様式美をまといながら美しい女性を
ポップに描くポスター画家でした。芝居やシャンパンの広告は有名ですよね。
でも、それだけではなかった。
祖国と民族のために描いた全20作からなる巨大な『スラヴ叙事詩』。
中略しますが、ミュシャはこの作品を手掛けたことで故郷のチェコを
支配したナチスドイツによって投獄され、それが原因で亡くなります。
という話を聞けば人物像が大きく変わりますよね。
しかも今回は、その『スラヴ叙事詩』が展示されるという。
よっしゃ。今日は午前中の仕事が終われば午後はフリー。勇んで美術館へ。
国立新美術館の最寄り駅は乃木坂。6番出口は美術館に直通。
改札を出てふっと見たら、「本日休館」の立て札が......。
管理以前の確認ミス。ダメな自営業者。この失態、必ず取り返す!