謎多き連続テレビ小説

「見た」と言い切れるのは、『あまちゃん』と『べっぴんさん』だけなので、
NHKの連続テレビ小説に関しては素人同然です。
現在放送中の『ひよっこ』を最初から見ていると付け加えても、
産毛が生えたくらいの視聴歴に過ぎませんね。
基本的には一人の女性の人生を描くんですよね。それぞれの仕事と絡めながら。
しかも、背景や経緯にいくつかの不幸があっても、
そこはやはり平和的で牧歌的な展開を旨としているんですよね。違います? 
少なくとも僕が見た(見ている)作品からはそういう印象を受けました。
女性の生き様に男の自分がどう共感するか、という側面でながめると、
さてどうしたもんだろうと思うところはあります。
そんな小難しい見方をしなくてもいいわけですけど、仕事または労働に対する
考え方においては、「むむむ」と感心することは少なくありません。
『ひよっこ』の少し前の回で、こんな場面がありました。
就職で上京した主人公が初めての給料をもらい、縁ある赤坂の洋食屋へ。
薄給なので店自慢のメニューは頼めない。それに気づいた男性シェフが
「金のことなど」と言いかけたのを制止したのは女将。
そして主人公は払えるギリギリのコロッケを注文。で、女将が一言。
「自分で稼いだ金で食べると美味しいよね」
何が大事か悟っている優しさを覚えました。女将も苦労してきたんだろうとね。
僕がその場にいたら、やはりシェフと同じ言動になるでしょうね。
優しさと甘さをはき違えてね。
問題は、そんなシーンの放送時間帯です。僕は録画なのでかまいませんが、
朝から泣いちゃうでしょ? そこはずいぶん心配しています。
ひと泣きしたからさぁ働こう、ってなスイッチが入るのが通なのかな。
謎の多い番組です。しかしオレ、テレビ好きだなあ。