世界中の笑い者になろうとも

気が気じゃなかった。僕がそういう精神状態になったところで仕方ないけれど、
皆で入った店で偶然視聴が叶った錦織 圭選手の試合から目が離せませんでした。
劣勢になった3セット目の途中で降雨中断。その続きが翌日に再会。
フルセットの末になんとか勝利。
もし雨が降らなかったらどうなっていたことか......。
中断される直前の、怒りに任せたラケットの叩きつけはあまりに象徴的でした。
ラケットってあんなに曲がるんだと、変な感心をしましたけれど。
そのシーンに向けて、「あれは世界中の笑い者になる」と、
なぜか野球評論家の方が揶揄されたそうですが、
確かに日本人的感覚では道具への八つ当たりは好まれないでしょう。
僕もハッとしたし。
でも、それで世界中の笑い者になろうとも、
その瞬間の錦織選手にすればああするしかなかったのだろうと、
あるいは日本人的感覚では世界の舞台で勝ち残れないのかもしれないだろうと、
僕はそう感じました。だからこそ勝ってほしかった。
そして現実に2日掛かりの試合に勝った。それがすべてじゃないでしょうか。
ひとりの人間の行為をただじっと見守ることが、僕は好きなんだと思います。

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