愛の源泉なの

今日は恒例の『見たもんすぐに書くなよDVDなんだから』シリーズ。
湯を沸かすほどの熱い愛』。オチに笑いました。
どんなラストかは絶対に言いませんけどね。
主演の宮沢りえ最高! どの立場で言うのかわかりませんがいい役者さんです。
癌で突然余命2カ月を宣告された女性が、母として妻として、娘として、
残された日々でやるべきことにまっすぐ進む物語。
男の僕には想像し切れないのが、この作品を見た女性の感覚です。
きっと間違いなく、女の人の感想はまるで違うと思うんですよね。
だから僕としては、女性たちのセンスまたは言動を垣間見るような興味を
抱く他にありません。たとえば女性作家が書く小説を読むのと同じように。
そしてまたこの作品は命の限界を描いているわけですが、
肉親を失った経験がある人とそうでない人でも感想は異なると思います。
僕は前者です。それゆえ、と言い切っていいかは微妙かつ個人の問題ですが、
何カ所か登場する涙のシーンで泣けませんでした。
たぶん肉親を失う悲しみって、心の深いところにずんと溜まるものなんです。
だからこの作品の泣くシーンが薄かったり浅かったりするというのではなく、
僕が言うずんと深い悲しみは全編を通じて通奏低音にみたいに広がっていました。
そこが何より素晴らしかったし、おかしみが源泉のラストにつながったというか。
そうそう源泉なの、愛のね。僕は好きです。