チェロなのよ!

いつかここで書いたはずなんですが、初心に帰って書きます。
チェロで『白鳥』を弾きたい! でも、どうしてそんなことを思いついたんだ?
そもそもまともにチェロに触ったことすらないのに。
『白鳥』は、フランスの作曲家カミーユ・サン=サーンスが1886年につくった
全14曲からなる『動物の謝肉祭』という組曲の第13番目の曲です。
つまりクラシック。ただし、中学校の給食の時間や図書館の閉館のお知らせで
聞いた覚えがある人も多いらしい、チェロの独奏曲としてメジャーな楽曲です。
クラシックに疎い僕も知っていました。最初は、さだまさしさんが1977年に
発売した『風見鶏』というアルバムでした(しかし40年前とは驚くねぇ)。
そのアルバムのB面(!)の1曲目に入っていたのが『セロ弾きのゴーシュ』。
宮沢賢治の小説と同題ながら歌詞との関連性はなく、ただし1番の中に
「ひとつ覚えのサン=サーンス」という一節が出てきます。そしてまたこの曲の
イントロや間奏では、件の『白鳥』がアレンジされています。
けれど中学生だった僕には「ふ~ん」でした。
いや、曲は15歳になるハナタレ小僧にも響いたけれど、
それが遺伝子に刻み込まれ、やがて大人になって発露したわけじゃないんです。
それなら理由の説明は簡単。
そう、自分でもなぜ『白鳥』を弾きたいのか、いまだによくわかりません。
けれど意味不明な衝動にひとまず乗っかってみるのも悪くない。
根拠にロジックなどないけれど、時に衝動任せのほうが
少しだけ人生にリズムとビートが生まれるような......。
そう思ったならどうするか?
まずはチェロを手に入れないと何も始まらないでしょ。そうなのよ!