土産話などを

福井の土産話などを。取材の合間に地元の名所を訪れようということになり
人伝で大瀧神社(おおたきじんじゃ)・岡太神社(神社)に行きました。
別々の場所ではなく、同じところに二つの神社があります。
古いのは岡太神社。今から1500年前、川上から現れた見目麗しきご婦人が、
里の人々に清流を利用して紙漉きを勧めたのがその縁起。
そのご婦人を川上御膳と呼び、紙祖神と崇め神社を建立したそうな。
こういう土地の神話、大好きです。
一方の大瀧神社は8世紀中頃に建てられました。僕らが拝んだのは、
二つの神社が共有する下宮の本殿。この造りがぶっ飛んでました。
屋根が三重にうねっているのです。背にする山の木々が起こした風が
波となる様子を表したような、あるいは宙を舞う龍のような実に豪快な風情。
たまたま訪れた旅人にすると、なぜこんなところにこんな建築が? 
と思わざるを得ません。
そして何より僕らが不思議に感じたのは、境内の雰囲気です。
鳥居をくぐると、すうっと涼やかな空気に包まれる。
鳥居を出ると、この時期特有のもわっとした暑さに戻る。
みんなで「何だろうねぇ」と顔を見合わせました。
よく言うパワースポットなのかもしれません。
でもなあ、その言い方は何かが違う気がするんですよね。
少なくともパワーをもらうスポットではないと思うんです。
ただ静かに身を置くための場所。ふむ、とらえ方の違いに過ぎないか。
いずれにせよ、ドサ回りの隙間で授かったごほうびでした。
写真はTODAY'S SNAPで。