僕からセミに伝えたいこと

セミは1週間の命と言われますが、成虫でも3週間から1カ月くらいは
鳴き続けるらしく、幼虫時代は7年から12年くらいは地中で生活するので
決して短命な生き物じゃないみたいです。
要するに地上で生活する僕らの観点に置き換えれば、という話であって、
多くのセミはその人生をまっとうに送っているはずです。
ただ、最期の時を迎えるに当たり、なぜわざわざマンションの廊下なんかで
仰向けになるんだろうと。どうせなら鳴き続けた木のたもとの
土の上のほうが体に優しいだろうと、これは毎年この時期に思うことです。
夜になると蛍光灯の光に誘われるんだろうか。
あるいは、メスと出会えなかったオスが自暴自棄になった末なのだろうか。
きっとセミにもいろんな苦悩があるのでしょう。
さておき廊下でひっくり返っているセミの多くは、
まだ絶命してないんですよね。
何かの折に急にバタバタし始め、大声で叫んだりする。
あれ、怖くないですか? 人間に対する何かのメッセージなのだろうか。
僕からセミに伝えたいのは、
「できれば最期の場所くらいちゃんと選んだほうがいいよ」です。
本当に、夜中に帰宅してドアの前にセミが転がっていると、
起こしやしないかとめちゃくちゃビビるんだからさぁ。