カルテット

弦楽四重奏、カルテットのライブ、いや公演? 演奏会か? 
とにかく行ってきました。ちゃんとしたホールで聞くのは初めて。
有名な交響楽団に所属しているヴィオラ奏者が地元の飲み仲間の妹で、
よく集まったバーで僕らといっしょに弾いてくれたという縁がひとつ。
それから、自分がチェロを始めたのも理由です。
いやぁ、よかったです。時間になり照明が落ち、楽器を持ったメンバーが
おずおずとステージに表れ着席すると、小さな音でチューニング。
その直後、わっと音が放たれた瞬間は、
ホール全体の色が変ったと錯覚するほどの鮮烈さを覚えました。
生の弦楽器の響きは素晴らしいですね。
僕が知っているライブは、それがアコースティックギターであっても
マイクやアンプやスピーカーを通すのが通常なので、
厳密に言えば生音の再現ということになります。
けれどクラシックの演奏は、そうした二次的要素が皆無なんですね。
その道に慣れた人には当然の話だろうけど、
初心者はそんなことからいちいち驚いてしまうのです。
拍手のタイミングもよくわからなかったなあ。
あと、「今日はようこそお越しくださいました」とか、
「今年の夏は雨ばかりですね」みたいなMCもなかった。
あってもいいのにと思ったけど、こちらの世界ではそれが通例なんでしょう。
知らない世界に足を踏み入れたような気分でした。実に新鮮。
このタイミングでカルテットを聞きに行ったもうひとつの理由は、
チェロの難しさにめげそうな自分を励ますためでもありました。
よい演奏を耳にすれば練習意欲が沸くはず。
ええ、もちろん翌日はボーイングの超基礎を復習しましたさ。
それも地道に地味に。一足飛びは無理だと戒めながらね。