秋到来

僕の場合、秋になったことを決定づける最たるものはサンマです。
シーズン中に上質な個体を最低3尾は口にしないと
秋を満喫したとは言えません。生意気な話ですが。
早くも7月の時点で今年も前年通りに不良が予測されました。
「またしても外国の船がごそっと獲っていくのか?」と
勝手に腹立たしくなったりしますが、実はそうではないようです。
サンマは北太平洋に広く分布する回遊魚で、8月半ばになると千島列島から
南下を始め、その群れを日本の漁船が追っかけます。
ここで肝心なのが、サンマは冷たい水温を好むということ。
つまり、千島列島あたりの水温が高いと、日本の漁場のはるか沖合に
南下ルートを取ってしまうそうな。そして実際に、ここ最近の水温は高め。
これがサンマ不良の主原因......。
環境の問題だったんですね。自然のことなら仕方ないかと思いつつ、
その自然のサイクルに影響を与えているのはサンマじゃないよなと、
ちょっと悲しくなります。だからこそ、ちょっとあったかい海にも関わらず
日本近海に向かってくれたサンマたちに感謝しなきゃ。
今秋最初のサンマは12尾サイズ。2㎏の箱に入る量の換算なのでやや小振り。
数年前の9尾サイズが懐かしいけれど、
安穏 戊』の丁寧な焼き方でとても美味しくいただきました。
秋がやって来ました。どうもありがとう。