ランニングする理由のひとつ

「何事も前向きであれ」「ポジティブに生きろ」「ストレスを溜めるな」
世間様はすまし顔でそうおっしゃいますが、でもねぇ。
何事も後ろ向きになりネガティブな考えが頭を支配し、
結果的にストレスが充満することは誰にだってあるはずです。
そんな暗い色をした感情を抱えたままランニングするとどうなるか? 
あくまで僕の場合ですが、これがけっこういいペースで走れちゃう。
ひとつ気付いたのは、特定の思考にとらわれるとうつむき加減になること。
ランニングフォームフォームとしてはノーグッドです。
下を向くとネガティブ気分になるだけでなく、
気管支が狭くなって呼吸に支障が出る物理的なデメリットが生じるそうな。
言うまでもなくフォームは理想を保ちたいし、
「コノヤロー」などと考えながら走るのは決して気持ちよくない。
ただ、なのにいいペースで走れちゃうのが不思議だなあという話です。
おそらく脳ミソにすれば、直近の問題を解決する糸口や落としどころを
模索するのに単調な運動は大好物なのかもしれません。
とは言え、僕の脳ミソは指して出来がよくないので、
走り終えても有益な答えを導き出してはくれないのです。じゃ、どうするか? 
走る前から浮かんでいた結論を実行に移すだけ。
結局のところ、決断に至る直前で思考の整理に猶予を授かるために
僕は走っただけなのかもしれない。まるで他人事みたいだけど
それもまた自分がランニングする理由のひとつなのでしょう。