大つかみにご注意を

「働くとはどういうことですか?」
ある取材でこんな質問が用意されていました。
大つかみだなあと、僕はちょっと呆れるのです。前提を話しますね。
インタビューでは、事前に質問事項の用意が求められる場合があります。
僕はそれ、あまり好きじゃありません。回答が予定調和に陥りやすいし、
現実的に質問事項に書かれた通りの質問をするわけでもないから。
あるいは、予定にない質問を投じたときの相手の出方に人柄が出るから。
以上は直接話を聞く僕の都合や好みに過ぎず、
「そういうのがあったほうがいいでしょ」と考える人もいたりするので、
おおむね従いますけど。僕も大人なので。
それから、質問にはおよそ2種類あると思っています。
細部をピンポイントで突くものと、たとえば冒頭のような大つかみなもの。
それらはピッチャーの配球のような使い分けが必須ですが、
球数的にはコントロール重視のピンポイント質問多めが基本。
最後に大つかみで締める。ざっくりしたものを最初に投げると
全体的なスピード感が鈍る恐れがありますからね。
しかし、たまにはアリかもしれません。
大つかみを投げて様子をうかがうという意図があれば。
それにしても、あなたならどう答えますか。
「働くとはどういうことですか?」
もし誰かにインタビューされる機会があって、質問の答えを必死で
考えているときにさり気なく表情をのぞいているヤツが相手だったら、
一級品の意地悪さを秘めているのでぜひご注意を。

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