第14回/壮絶! アシュタンガヨーガ 呼吸にフォーカス

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「できそうにないでしょ?」

「ここまで見てもらって、何にいちばん興味を持ちましたか?」
関節の限界を越えたような動きをしながら、まったく呼吸を乱さずに、chamaさんは僕にたずねた。いきなりの質問にかなり戸惑いつつ、僕はこう答えた。
「呼吸が、スゴいです」

「さすがですね」 そうchamaさんに言われて、ちょっとうれしくなる。
でもそれは、前回のシヴァナンダヨーガでの“体験”があったからこそ気づけたポイントだ。ただの呼吸をあんなに意識したのは、たぶん僕の人生ではじめてに近い。
という経験を度外視しても、ヨーガ中のchamaさんの吐き出す息の鋭さには、たぶん誰でも耳を奪われるはずだ。

「ヨーガは、要するにメンタルプラクティスであって、フィジカルが第一ではないんです。実態のないものをとらえるために、実態のあるもの、すなわちポーズを習得していくんですね。ということは、ポーズ以上に呼吸に対して意識をフォーカスするべき。なぜなら、人間の営みにとって呼吸ほど重要なものはないから」 ふむふむ。

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「多くの人は、ヨーガをはじめるとポーズばかりに目が向いちゃうんですよ。それよりも大事なことを知ってほしくて、初心者には絶対にできないデモンストレーションをしてみました。できそうにないでしょ?」 できるわけないっしょ、と突っ込みたくなった。

chamaさん、 なかなかイジワルである。

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