『赤い滝』紀行(1) 美人ドライバー達のGPS遺伝子
ロケハンをかねて、かつての帝都へ。
チャーターした旧式のヘリコプターもスゴいけど、
地上スタッフのモンゴルギャルズもスゴかった。
モンゴルは、深い……。
昨日、チンギスハーン時代の首都であったカラコルムへ行った。
ウランバートルからヘリコプターをチャーターして約2時間。そこには、俺が来る前に想像していたモンゴルの街並が広がっていた。
もちろんビルなんか建っていない。ちょっと目線を遠くへ向ければ、大草原以外に視界に入るものはない。居住区らしい場所にはゲルや掘っ立て小屋のような質素な建物が居並ぶほかは、商店らしきものが時折目につく程度だ。
ちょっと意外だったのは、そういった建物同士がギュッと寄せ集められてること。10メートル四方ほどを背の低い板塀で仕切って隣接していて、その敷地内に各々のゲルなり小屋を建てている。割とはっきり、「塀で仕切った中は俺んちだかんな。勝手に入ってくんなよ」って主張してる感じがした。
周りになんも無いんだから、好きなとこにもっと広々と生活すればいいのに。何もそんなに塀で仕切ってこじんまりしなくても。俺だったらもう、びろ〜んと……、なんて思ってしまうのだが、これに関しては現地の通訳の方にたずねても明確な回答は得られなかった。謎だ!
ところでこの通訳チーム。女性3名なのだが皆スタイルが良く、なかなかの美人なのだ!
ウランバートル市内ではあまり見かけないタイプなのだが、実はウランバートルに住んでいる。う〜ん、いるとこにはいるのか……。
あ、いや、驚いたのはそこだけではなく、彼女たちは運転手を兼任しているということだ。この細腕美人ドライバー達、我々がヘリで来た距離を夜道、陸路で7時間かけて来たという。
しかも、ここから『赤い滝』という所へ向かうのだが、さらに3〜4時間かかるらしい。いざ出発して驚きは倍増するのだが、道が悪いのなんの。舗装路なんて最初の1時間足らずで、その舗装路ですらガッタガタの穴だらけで砂利まじり。あとはひたすら草原のなか。ずっと前に他の車が走ってできた、色が変わってるだけの部分を走り倒す。
ほとんどサファリラリーだよ、ありゃ。山あり谷あり、大きな起伏あり、凸凹、轍ありまくり。ないのは標識だけ……。
あ、一回だけ発見した。子供の頃に観てたアメリカのアニメ(トムとジェリー的なやつ)で、西部の荒野で狼が一生懸命鳥を捕まえて食おうとしてんだけど、失敗ばっかりするようなシーン。そういう場面で、木に打ち付けただけの標識が登場して、間違ったほうに行くようクルクル回してイタズラしてたよな。そういうヤツがひとつあっただけで、あとはひたすら山々と草原にしか現れない。
なのに彼女達、多少迷いながらも着いちゃうんだよ。しかも『赤い滝』に行くのは初めてなんだって! なんなんだ、そりゃ!?
モンゴル人の遺伝子には、GPSが組み込まれてるに違いないな。(5月29日)
カーナビを装着するより、彼女たちに乗ってもらうほうが安心できるかも。いろんな意味で。モンゴル娘さんたち、意外にオシャレですよね。(T.T.)

