「あなたの目はジャムカ!」

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16:00。異様な熱気の中いよいよ試写会がスタート! モンゴルの人々は自国の英雄達を日本人が演じているこの作品をどう観るのだろうか!?

何とな〜く周りの顔色を伺いつつながめていると、ストーリーが展開するとともに、だんだん観客が引き寄せられて行くのを感じる。合戦シーンや即位式のシーンでは大きな拍手が何度も起きた! 後でスタッフの方に聞くと、制作サイドで意図的に拍手を誘導したわけではなく、本当に自然に起きたのだという。凄い!

さらに、俺のとなりに座ってた大きなおじさんは、いくつかのシーンでジワ〜っと涙を浮かべ泣いているではないか!!! それを見たときは俺、ホントうれしかったなあ。


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上映が終わると共に会場はスタンディングオベーション。温かい感動の拍手に包まれたときの安堵感は忘れられない。直後に角川さんが「一番高いハードルを超えた!」とおっしゃった。まさにそうだと思う。言ってみればこの作品、モンゴル人が演じる『忠臣蔵』を日本人が観せられたのと同じこと。違和感を覚え、「こんなの我らがチンギス・ハーンじゃない」って言われる可能性だって大きかったはず。
現に、観る前までは懐疑的気持ちが強かった、期待してなかったって人も多かった。ところが観終わったら、「こんな風にチンギス・ハーンが描かれるとは思いもしなかった。これこそが真のチンギスです。ありがとう!」と多くの人に握手を求められた。

自分事だが、昼食をご一緒したモンゴル国外務省アジア局局長フレルバートルさんが目を真っ赤にして俺の手を握り、「食事をしているときからあなたの目はジャムカだと思っていました。素晴らしかった、ありがとう!」と言ってくださった。舞い上がったよ。そして、辛い思いをしてそれでも必死にジャムカを演じることができてホントに良かったと思った。これは次への大きな励みになるに違いない。

そして晩餐会へ。懐かしい顔ぶれを見つけて映画の話をしたり、様々な人が個々が持つジャムカ像を俺に話してくれたりしながら時間が過ぎて行った。
一生忘れられない一日になったなあ。(1月20日・後編)


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