お蔵入り

昨日の続きっぽい話になりますが、商業目的で執筆をする以上、相手様の都合や意図を汲んだ原稿修正は避けられません。というような文脈だと、僕は自分の原稿に自信があるから修正を望んでいないように読めそうですよね。 え~と、自信は...

僕らだけが知っている関係性

出会ってから数年経つ、今は30代半ばの担当者からこんな電話が来ました。「ここまで書いちゃって、いいんですかね?」 要は修正の相談。リクエスト対応は常に急ぎが暗黙の了解だし、電話がかかった時点では別の原稿に取り掛かっていた...

2時間半の男

我が野球チームの最新メンバーは、大学まで野球をやっていたという20代後半。その彼が初参加したときの姿が、ちょっと意外でした。白い練習用のパンツが、昭和中期を彷彿とさせるダボッとしたシルエット。見るからに学生時代の名残を引...

よいお式

そんなわけで、着たんだか着られたんだか判別がつかないスーツでうかがった先週の結婚披露宴は、大勢が集まった豪勢な会でした。こういう感じは久しぶり。それも主催者である新郎新婦が望んだ演出だったのでしょう。 おそらく一定の会を...

「貧乏人は麦を食え」

1950年12月7日は、当時の大蔵大臣だった池田勇人さんが「貧乏人は麦を食え」と発言した日なんだそうな。一般庶民が安酒場で飲んだくれた末ならまだしも、財政を取り仕切る大臣がシラフのまま参議院予算委員会で言ったとなれば、そ...

懐かしさの頃合い

懐かしさの適正な頃合いについて考えています。たとえば2018年の『Bohemian Rhapsody』。これは、クィーンのボーカルだったフレディ・マーキューリーの伝記的映画でした。公開間もなく大ヒットして、知り合いから「...

5.4グラムにも一喜一憂

『はやぶさ2』って、覚えてます? 地球に接近する軌道を持つリュウグウという惑星に着陸してサンプルを回収し、再び地球に戻ってくるという、口で言うほど簡単ではないミッションを課された小惑星探査機です。 僕もうろ覚えだったので...

出火、失火、引火、放火

「地震、雷、火事、親父」。それがこの世の四大恐怖と理解できるのは何歳くらいまでなんだろう。そんな心配を無視して話を続けると、このことわざ、または慣用句は、怖いものベスト4の列挙でもあり、怖さの順番でもあるそうな。 「親父...

不易流行

これも直近の時事なので取り扱い注意ですが、年末恒例の流行語大賞が発表されるたび、よく知らない言葉が選ばれるもんだなあと奇妙な気持ちになります。流行に疎いせいか? それは否めません。ただ、流行語大賞に選ばれる言葉は、注目さ...

どんな場所であれ余所者が訪ねるなら

観光被害、または観光公害。あるいはオーバーツーリズム問題。呼称はどうあれ、たとえば10月に行った京都や、先月訪れた白馬でも、観光客の増加に伴う地元住民への芳しくない影響があると聞かされました。日本人はおしなべて「おもてな...