メールというものが普及し始めたとき、電話との使い分けをどうするかが議論された覚えがあります。その時点では、仕事の依頼などオフィシャルなケースは電話。プライベートに関する話題はメールという立場が多かったと思うんですよね。しかし先進派から、「相手の都合を考えれば、その場で対応しなくていいメールのほうが親切」という意見が出され、やがて多数がそちらに傾いていった。その流れを汲んだ現在、オフィシャルとプライベートを軸にすると、僕の周辺では前者がメールで後者がLINEになりました。
じゃ、電話は? 初めてのご依頼が電話で来ることはまずなくなりました。見知らぬ相手からの連絡は、メールのほうが安全になったからだと思います。となると、誰もが携帯電話というかスマホを持つようになったこの時代、込み入ったプライベートの話を心置きなくする場合に限り、電話を使う人が多いのかもしれません。そういう逆転現象を実感するのは、常に古い世代ですね。
逆転に伴う衰退を体感するにも、要するに僕ら世代です。少なくとも2000年代の始めまでは、ライターの主戦場は雑誌、つまり印刷物でした。その10年くらい前は、紙以外に活躍の場はありませんでした。ところがこれまた現代はウェブが主流。僕にしても圧倒的に電子が多数となり、定期的な印刷物の仕事は2本だけになっています。しかもそのうちの1本は、見本を電子書籍で送ってきます。非難じゃありません。今やそっちもあって、郵送料等のコストに鑑みればそれも納得だよねという話です。
そういう時代になっても、僕の感覚では「ちゃんと紙を使って定期刊行物を出版する姿勢」は尊敬に値します。印刷物が貴重になる日が来ると言われて久しいながら、できればこれからも紙に関わっていきたいです。
今日は、『電話創業の日』と『紙の記念日』。僕はどちらにもシンパシーを感じます。

最近多い17時スタートの野球練習。さすがに寒いので、今回を最後にするらしい。
