今日から今年の『読書週間』が始まるらしいです。ちなみに終わりは11月9日。11月3日の文化の日を中心に前後2週間と定めているそうな。これは知らなかった。調べてみると、起源は案外古かったです。
大元は、1924年(大正十三年)に日本図書館協会が制定した『図書週間』みたいです。主催団体名から察せられるように、当初は図書館利用を促すPRだったのでしょうね。現在に続く『読書週間』が始まったのは、戦後の1947年。出版業界や報道関連による実行委員会が設けられ、当初は1年限りの開催だったそうです。これもまた、「本を読んでください。買ってください」が目的のキャンペーンだったと思います。
本ね。最近は読書量が減ったなあと省みていたところでした。ひとまず物書きなんて仕事をしていながら、僕は読書家ではありません。もしこの職業に読書量を基準にした資格試験があったら、まず受からないでしょう。そこを試されなくて本当によかった。
さておき、そんな僕でも我が身が欲する分だけは本を読みたいと思うわけです。どんなときにもっとも読みたくなるかというと、公共交通機関による移動時間です。そこでは不思議と読書に集中力がたぎるんですよね。これに関しては、昔も今も変わりません。
そんな習わしがあるので、30分圏内の電車利用であっても本をカバンに忍ばせることになります。にもかかわらずこの前、取材で上野に行く際に持ち忘れてしまいました。それゆえ往路で呪い続けた自分の迂闊さを払拭するため、帰りの電車に乗る前に駅構内で本を物色すると決意。わりと大きな書店がありました。が、それを目の前にして足が止まりました。
本屋巡りはできれば時間をかけたい。だが、その後の予定をこなす上で今日はさほど時間が取れない。とは言えゆっくり見て回れば、また読まずに積み上げる本が増える可能性が高い。それでもやっぱり本は手に入れたい……。
ではどうしたか? 奥まで足を運びたい衝動を必死で抑えて、入口近くの平積みだけ物色。運がよいことに伊坂幸太郎さんの最新文庫が目に入ったので、奪うようにしてレジへ。古典落語の「まんじゅうこわい」みたいな、どうでもいいジレンマですが、いいんです。本がおもしろければ。
いずれにしても、安定した読書習慣を身に着けたいものですね。ダジャレのオチになりましたが、お後はよろしいでしょうか。どなた様も素敵な読書週間をお楽しみください。

上野は、国立科学博物館で行われた新車発表会が目的でした。骨格標本、ワクワクしたな。
