そんなわけで11月3日は文化を尊びながら、快晴のグラウンドで野球の試合をしてきました。結果は、9対6で僕らが勝利。けれど我がチームはギリギリでヒット判定の内野安打1本。それで9点も獲ったのです。誰が見たって「すげぇな」という当たりは、相手チームにしかなかった。
なのに、なぜ勝てたか? 野球に詳しくない方にはわかり難いと思いますが、相手が犯した大量のファーボールとエラーによって、気付けばけっこうな点が入っていた。そういうタイプの勝利です。対して僕らは気持ちよく打たれながら、ミスは極めて少なかった。それが3点という差になって試合結果に現れたわけです。
おそらく相手は、負けた気がしないんじゃないでしょうか。あるいは、敗北の原因を考えたくなかったかもしれない。そこに目を向ければ、自分たちの失策を追求しなければならないから。
対して僕らは、打ち気満々でバッターボックスに立ちながら、満足できる当たりが放てなかった不出来を個々で悔やみつつ、けれど全員が必死で走り、何とかセーフをもぎ取り続けた末に勝利できて、こういう勝ち方をつまみに美味しい酒が飲めた。
実力差って、何なんだろうと思いました。リーグ3位の横浜DeNAベイスターズは日本一になっちゃうし、僅差の戦いになると予想されていたワールドシリーズも、ニューヨーク・ヤンキースが一方的に砕けた感じになったし。
ある記事によると、ヤンキースの拙い守備は戦前から予想できたらしいんですね。個のポテンシャルを尊重するチームだけに、特に連携が大事な守備には必ず穴が生じる。ゆえにドジャースは、普通に野球をしていれば勝てると信じていたという。
なんてのは、後になれば何とでも言える結果論に過ぎないかもしれません。ただ、こんなふうにも思います。勝利の理由はいろいろあっても、敗北のそれは数少ない。言い換えれば、勝つべくして勝つ可能性より、負けるべくして負ける可能性のほうがはるかに高い。
なんてもっともらしい論理を草野球で考えなくてもいいのでしょうが、何かね、相手の自滅に救われたという見方ができる裏側で、皆が一生懸命になって勝てたことが誇らしかったんです。こういうよろこび方もあるんだなあと思って。

目を奪われる雲シリーズ、ひとまずラスト。筋張ったりうねったり。秋の空ってことね。
