「あんたバカ?」と呆れられるのを通り越して、「死ぬよ」と真顔で言われるほどになってしまった、この時期の屋外運動。「それでも」と言い訳するのもナニですが、暑い時期に体を動かして、盛大に汗をかくのはめちゃくちゃ爽快なんですよね。その点では、ウェアの身軽さも含み、冬に走るよりうんと好きです。
この汗、調べてみるとなかなかおもしろいヤツなんですよ。行動時でも一定の体温を保つために汗をかけるのは、哺乳類だけだと知っていました? その中でも全身に渡って汗腺を発達させたのは、ヒトとウマくらいなんです。
たくさんの汗をかけると何がいいのか? 運動時にこもる体内の熱を発汗によって放出できるので、持久力が高くなる。だから、イヌなら15分しか走れないところを、ヒトは2時間以上も走るマラソンなんて競技ができるんですね。ヒトが荷役用にウマを飼うようになったのも、長距離でもタフに走り抜く生き物だったからです。
汗による体温調節機能は、やはり進化によって得たらしい。サルとヒトの分かれ道は、樹上生活を続けたか否か。生存競争に負けたのか、あるいは好奇心が勝ったのか。後にヒトになる生物は森を捨て草原を歩き、食用の獲物を探す旅へ。しかし簡単に獲物が捕まるはずがないので、おのずと行動範囲は拡大。そうして方々歩く上で、汗をかいて体温を一定に保つ仕組みを手に入れたそうな。あるいは、ヒトの分布が全地球的なのも、発汗機能によって長大な遠征が可能になり、新たな住処を見つけることができたからなのでしょう。
大ご先祖が森を出た結果、僕は30度越えの中でもどうにか動くことができる。そんな恩恵について考えながら走るのは、なかなか悪くないです。しかし、獲物を探すためでもないのに屋外行動する意味は、大ご先祖様には理解できないだろうな。ましてや、地上の気温がこんなに高くなることも予想できなかったに違いない。
こういう時代に僕は、どんな進化を果たせるのだろう。そんな答えの出ない疑問が頭に浮かんだら、まずは休憩ですね。水が体を潤し、やがて汗に代わる循環を実感するのも、この時期ならではの醍醐味です。

声は絶叫する鶴瓶さん風だけど、粋な着流しみたいな羽色のオナガがいるの、見えます?

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