1978年の今日、サザンオールスターズが『勝手にシンドバッド』でメジャーデビューしたことから、6月25日はサザンの日なんだそうな(前にも書いた記憶があるけれど、勝手に行こう!)
今日がやがてサザンの日に制定されることなど、当時はバンドメンバーもファンも知る由がなかったでしょう。でも、サザンオールスターズの登場を目の当たりにした15歳の僕は、あるいは若い世代全般は、とんでもない人たちが出てきたと歓喜したのは事実です。その頃の日本の音楽シーンと言えば、戦後から続く歌謡曲が中心。わかりやすい歌詞と歌いやすいメロディは、それはそれで悪くなかったし、今でも好きな歌はたくさんあるけれど、そんな中で突然「今何時~」って、あまりに意味不明で、だから強引に引き寄せられて、あれほどのインパクトを世間に与えたバンドはいまだかつてないのかもしれません。ある意味では歴史的事件なんだろうなあ。
そんなふうに言えるのは、衝撃的なデビュー以降から現在に至っても、桑田佳祐というバンドの中心メンバーが人の心を打つ作品をつくり続けているからに他ならないと思います。懐メロにならないのはとても重要なんですよね。もちろん、この40年以上の間に発表された楽曲には時系列があり、たとえば3枚目の『いとしのエリー』をリアルタイムで聴いた世代は、この歌が流れると若かった頃を懐かしんだりするでしょう。けれど、バンドが今も新たな活動を行い、新曲の傍らに『いとしのエリー』がいてくれることで、誰にとっても終わった歌になっていない。あるいはサザンオールスターズのデビューを知らない世代とともに歌うことで、新たな存在価値が生まれているのかもしれない。
何が言いたいかというと、継続の偉大さです。違うな。偉大を継続する偉大さだな。真似できるところなんてたぶんないけれど、何かを学びたいと思います。
サザンオールスターズのサポートギタリストを務める斎藤 誠さんに聞いたことがあります。スタジアム公演で何万人もの前に立つのってどんな気分ですかと。
「そりゃ毎回緊張しますよ。誰もが知っている『いとしのエリー』のイントロを間違うことなんて絶対にできないから」
確かに、それはそうだ。誠さんも偉大のそばで、偉大なことをやっているんですよね。

道端でこんな写真を撮っていると、たぶん背後の人たちは見て見ぬふりをしてくれるはず。
