知っていることより知らないことのほうが圧倒的に多いのは承知していますが、銀杏の生り方を初めて見ました。しかし銀杏ってのはやっかいですね。ここで話したいのは、銀杏の木の実の銀杏ですが、なぜ同じ漢字を使う? なので今回は、実のほうをぎんなん。樹のほうはイチョウとします。
で、ぎんなん。秋もある時期になると、イチョウの根本周辺に落果しているのを見かけるようになります。ランニングコースの池の公園にも数多く植わっていて、落ちたぎんなんを踏みつけると、これがまた臭いでしょ。そのときばかりは自ら踏み潰さぬよう、爪先立ちで激しく腿上げしながら落果地点を通過しなければなりません。
そう言えばいつだったか、神宮のイチョウ並木でぎんなん拾いにいそしむ方々を見かけたことありました。炒って食べるんでしょうかね。そんな収穫を都心で行う人がいるんだと知って、ちょっと驚いた覚えがあります。池の公園ではそういう人と出会わないのだけど。
そんなわけでぎんなんは、地上に落ちているものという認識しかありませんでした。ところが先日、黄葉しかけたイチョウを見上げたら、枝の方々でぎんなんが生っていました。房となってぶら下がるブドウみたいに、実にたわわに。久々の「へぇ」でした。そりゃまぁ落ちるのであれば最初は高いところに生るのが当然ですが、その仕組みを自分の目で確かめると、まさに腑に落ちるわけです。そして、ちょっとうれしくなる。視点を変える大事さを再確認させてもらえたことに。
落果前のぎんなんの写真をアップします。「こんなんなの?」ってびっくりする人、案外多いと思うけどな。

こんなふうに生ること、知っている人のほうが多いのかな?
