「まだ話すのか?」と言われたら、「えへへ」と返す他にありませんが、先週の祝日に起きた超まぐれの2打席連続ランニングホームラン。チームメイトが撮っていてくれた映像を何度か見返して、特に2本目はやっぱりバットの性能によるものだったなあと痛感したのでした。
僕らの草野球で主流となっているバットは、もはや金属製ではありません。ERPとウレタンを用いた、あえて言えば複合系です。手触りも柔らかめで、これで本当に飛ぶのかと疑いたくなるけれど、使用球を徹底的に分析されたそうで、これがとんでもない反発力を発揮するのです。
その威力を実感させられたのが2本目。かなり根元寄りで打っていたから、他のバットならよくても2塁打。場合によっては内野フライだったでしょう。なのに打球は、内野の頭を超え、外野手の間を抜けていった。
ちなみにそのバットには、ビヨンドという商品名がついています。それゆえ僕に、beyond the miracleをプレゼントしてくれた。本当に有難い。自分のじゃないだけに余計に。
「でも、子供たちはどうなっちゃうんだろう」
この件は仲間内とよく話します。それだけ高性能な道具を幼いうちから使うと、いつか道具を越えた身体的な壁にぶつかったとき、果たして乗り越えていけるのだろうかという、大人ならではの危惧です。なおかつその手の複合系は高価なので、親の事情次第ではバッティング成績に優劣が生じてしまうかもしれません。その辺は、少年野球に携わる大人たちの間で適切な策が講じられているとは思いますが。
しかし、デジタルネイティブなどもそうだけど、生まれ落ちた時代によるんでしょうね。現在の複合系バットが金属製や木製のそれより飛ぶ事実は、過去を知っている僕らの比較論でしかなく、今の子供たちは複合系を基準とする以外にないわけだし。そしてまた技術は進化を止めないだろうから、さして時間を置かずにより飛ぶ新製品がつくられるはず。だから今の子供たちが大人になれば、「今の子供たちはさぁ」とぼやくかもしれません。すべてはビヨンドってことなのかな。
さておき今の僕の問題は、いつまでも人のバットを借りてはいられないことです。税込5万円以上。しかし、それでホームランが打てるなら……。高価がもたらす効果。僕は何を越えていけばいいんだろう。

宮崎空港内のからくり時計。飛行機が遅延したおかげで、ゆっくり見ることができました。
